住宅地の選び方

まずは、自分が住もうとしている地域で売りに出されている土地を見て歩くこと。
新聞の折込み広告だけを探しても、あんまり価値はない。
山田君(仮名)曰く、いい土地は折込み広告に出る前に売れてしまうそうである。
広告に出すには当然、費用がかかる。
つまり折り込み広告には広告宣伝をしないと売れない土地が多いということ。
それでも特定の地域で面積と価格の概略を掴むことはできるので、折込広告とインターネットは眺めていて損はない。

そして実際に自分の地域の土地を見て歩くことで、自分なりの相場観ができてくる。つまり、

・ 土地の広さや形

・ 上下水道・ガスの種類・あるいは光ファイバーなどのIT環境などインフラ状況

・ 駅やバス停までの距離

・ スーパーや学校などの地域環境

・ 隣地の状況など周辺環境

・ 接続道路の広さや東西南北の向き

・ それらを比較した上での価格相場

等である。
慣れてくると、その地域なら坪単価がこれくらいだから、この広さならこの部権価格はこれくらいだろう、という予想ができるようになってくる。

自分の予想より安い場合は、それなりの理由があって安い。

例えば、土地や周辺地域でみると

・ 坪数は変わらないが、五角形あるいは変形地である

・ 四角形だが細長い形をしている

・ 南側に大きな建物がある

・ 道路が狭い

・ 真横にごみ集積所がある

・ 近くに工場があり、騒音やトラックの出入りが多い

等あげれば、きりがない。

でも、サラリーマンは忙しい。
そうそう毎週、土地探しばかりもしていられない。
だから種を撒いておく。
僕の場合は山田君(仮名)と神野さん(仮名)であったが、要するに土地を売りたい人や家を売りたい人を捕まえておいて、希望の土地の条件を伝えておく。
売りたい人はちゃんと情報を持ってきてくれるからね。

次に大切なことは、ある土地が今まで見た中で一番自分の条件に合っており、予算内であれば、そこで決めてしまうことだ。

「いいや、もっといい条件の土地があるはず」
などと欲深くなると、結婚相談所やお見合いパーティーのように「もっと、いい相手がいるはず」と同様、いつまでも自分が住む土地と出会えなくなってしまう。
「土地探しは縁」
その土地がいいかどうかなんて、最終的には住んでみなければわからないのだ。
そして“住めば都”なのだ。

更にもう一つ。これが一番大切と思うことがある。それは建築が始まった頃、大工の棟梁に言われた一言。

「ここが子どもたちにとっては“ふるさと”になるんですね」

これはショックな一言だった。
子どもたちには申し訳ないが、土地を購入するときにそこまで深くは考えていなかった。
ただ次の一言で救われたのだった。

「俺は好きですよ。この土地。日中仕事していても静かだし、2階に上がると見晴らしもいいしね。裏の川沿いは散歩しても気持ちよさそうですよ。」

ああ、この場所にしてよかった。
そうだよなあ。
子どもたちにとってここは故郷になるんだよなあ。

そして、棟梁の一言がこのブログを立ち上げるきっかけとなり、サブタイトルにも同じ言葉を入れました。

便利さよりも、広さよりも、日当たりよりも、角地よりも大切なことがある。

それは、家を建てるからには、その土地に長く住まわせて頂く、ということである。

そして住んでからつくづく思うことは、周辺環境は自分では変えられないから、その土地周辺の情報をできるだけ多く入手することが大事だなあということだ。

ボクは運良く、ご近所さんに恵まれていて、家の庭になっている柿がとれたからとお裾分けを頂いたり、昨日も「もうすぐ冬至だから」と「ゆず」を頂いたりしている。

周りにいるみなさんのお陰で、感謝、感謝の毎日をおくらせて頂いている。


長い文章を最後まで読んで下さり、ありがとうございます。

そしてあなた様の「住まい」が、素敵なものになりますように。

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この記事へのコメント

日向凛
2010年05月08日 16:58
『縁』とは不思議・・・。
それを感じたことがある人は、きっと、目に見えないものを信じることができるようになると思います。
以前の私は、「縁」なんてものをあまり信じていなかったと思います。
「縁てほんとうにあるのかなぁ・・・?」くらいでした。
でも、今は、『ある』と声を大にして言いたいです。
それも、生き物だけではなく「もの」にもです!
日向凛さんへ こうじ
2010年05月09日 06:32
そうなんですよね。
「ご縁」はありますよね。

というか、人とのつながりなんて、「縁」しかないんじゃないと思います。
「一期一会」で「ご縁」を大切にする。
もちろん「もの」も大切にする。
それが「エコ」だと思いますね。

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    Excerpt: ようこそ、いらっしゃいました。 Weblog: 注文住宅のすすめ~そこは子どもたちのふる里になる racked: 2010-03-21 16:23