持ち家か賃貸か、財産か負債か

古くて新しい問題。

賃貸住宅と持ち家はどっかが得か。

ボクなりの結論を言うと、損得、つまりお金の問題なら、賃貸の勝ちだと思っている。

理由は簡単。

住宅ローンは、負債だからだ。

ん?

「注文住宅のすすめ」が、何言ってるんだって?
まあ、話しは最後まで聞こう。

数年前までの米国のように、住宅バブルがあって、「不動産は上がるもの」という神話があった時代なら、ローンを組んでも、資産価格が上昇するという前提があるなら、それは資産になる可能性がある。

でもいまの日本は、耕作を放棄した畑が余っており、人口減少も見えているので、外国人の大量移民でもない限り、土地価格の上昇は望めない。
せいぜい、東京とその周辺地域で便のいいところくらいは、価格は安定するだろうが。

建物価格も基本的は「デフレ」の中にあるので、こちらの価格上昇も望めない。

ということは、せっかく高い住宅ローンを組んでも、資産価格は目減りするので、ローンという「負債」が「資産」にはならないのだ。

例えば、3000万円のローンを組んで、総支払額が5000万円だったとする。
仮に物価上昇率がゼロ%として、ローン支払い後の土地の評価額が1000万円(その時、住宅評価はゼロ円と仮定する)だったとすると、差し引き4000万円は戻ってこない額となる。

4000万円を30年で割ると、年に120万円。月に10万円支払うことになる。
これは単純計算するために、かなり安く見積もっている。
それから、評価額を引いているので、30年後に住む家という資産はない、という前提だ。
30年後も住み続けるなら、5000万円割る30年であることは言うまでもない。
が、30年リフォームなしで、住めるとは思えないから、その代金もお必要である。
そのほかに、固定資産税の支払いもあるので、持ち家を持つのは楽ではない。

その辺のところは、橘玲さんの本を読んでみるといい。

それじゃ、なぜ、注文住宅を勧めるのか?

それは、賃貸では味わえない、満足感があるからだ。

男子たるもの、一国一城の主となって・・・
は、ちと古いかもしれないが、「借家」から、脱したいと思う人は少なくないはずだ。

住宅ローンがあるうちは、その家は銀行が大家・・・とも言えるが、自分が設計に携わった自分の家で目覚めることの気分のいいことと言ったらない。
毎朝、幸せが味わえる。
それから、愛着があるので、家を大事にする。

精神衛生的にもとてもいい。

村瀬春樹さんの「本気で家を建てるには」を読んでみて欲しい。
著者は「家を建てるのは道楽だ」
と言っている。
大工さんだけではなく、多くの工事関係者がいて、銀行にも行かなきゃいけないし、司法書士の力も借りなければいけない。
確かに、家を建てることは一大事業なのだ。

それを建てる前から楽しんで、住んでからは毎日、幸せを感じられる。
そんな人なら、家を建ててもいいのではないか、と思うのである。




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